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私たちについて
肉の暁の物語

OUR STORY

創業 文政九年(1826年)

薩摩藩の時代、文政九年。霧島山麓の小さな集落に、一人の男がいました。 七代前の初代・暁 太郎右衛門。彼は農家出身でありながら、牛の飼育に類まれなる才能を持ち、 地元の黒毛和種と向き合い続けることで、その肉質の素晴らしさを世に知らしめようと志しました。

当時、食肉の流通は限られており、新鮮な牛肉を一般の人々が口にする機会はほとんどありませんでした。 しかし太郎右衛門は、牛肉の持つ本来の旨みと豊かさを、より多くの人に届けたいという一念で、 農業と牧畜を組み合わせた革新的な経営を始めました。 それが「黒毛和牛直売 肉の暁」の原点です。

「牛を知り、大地を知り、食べる者を知れ。それが暁の肉屋の務めである。」

初代が残したこの言葉は、以来七代にわたり変わることなく受け継がれてきました。 牛の一頭一頭に名前をつけ、その健康状態を毎日確認し、食べてくださる方の顔を思い浮かべながら丁寧に育てる—— そうした姿勢が、暁の肉の品質を200年以上支え続けているのです。

黒毛和牛
SEVEN GENERATIONS

七代目の誓い

現在の当主は七代目・暁 太郎。東京農業大学で畜産学を修めた後、欧州の名だたる肉農家を巡り、 世界の食肉文化を学びました。しかし行く先々で感じたのは、鹿児島の黒毛和牛の持つ唯一無二の素晴らしさでした。

帰国後、先代から暁牧場を引き継いだ太郎は、伝統の技術を守りながらも現代の知見を融合させ、 飼育環境の改善やドライエイジング技術の導入に取り組みました。 その結果、格付け審査においても一貫してA5の最高評価を維持し続けています。

「先人の知恵を敬い、時代に応じた進化を恐れない。肉の暁はこれからも、 鹿児島黒毛和牛の最高の守り手であり続けます」——七代目・暁 太郎の言葉です。

1826 → 2026

二百年の歩み

1826 — 文政九年

創業

初代・暁 太郎右衛門が霧島山麓にて黒毛和種の飼育を開始。薩摩藩内の直売を始める。

1868 — 明治元年

明治維新と新たな時代へ

三代目・暁 次郎平が鹿児島市内に直売所を開設。食肉の自由販売解禁に伴い、一般消費者への販売を拡大。

1912 — 明治四十五年

暁牧場の確立

四代目・暁 三郎が現在の牧場用地を取得。霧島山系の水源と豊かな草地を活かした大規模牧場を開設。

1952 — 昭和二十七年

黒毛和種への特化

五代目・暁 四郎が黒毛和種の血統改良プログラムを開始。品質の一貫性を追求する現代的なアプローチを導入。

1988 — 昭和六十三年

A5格付け認定

六代目・暁 五郎の代に初のA5格付けを取得。以来、一貫して最高評価を維持し続けている。

2010 — 平成二十二年

七代目就任・ドライエイジング導入

現在の当主・七代目 暁 太郎が就任。欧州視察の知見を活かし、28日間低温熟成システムを導入。

2026 — 令和八年

創業二百周年

文政九年より数えて二百年。初代の志を胸に、さらなる品質の向上と次世代への継承を誓う。

OUR FARM

産地へのこだわり
暁牧場

暁牧場の風景

霧島山麓、
大地の恵みの中で。

暁牧場は鹿児島県霧島市の山麓に広がる、約200ヘクタールの広大な牧場です。 標高400〜600mの涼しい気候と、霧島山系から湧き出る清らかな天然水が、 牛たちの健やかな成長を支えています。

一頭あたりの放牧スペースは業界平均の3倍以上。 広大な草地で自由に動き回ることで、ストレスを最小限に抑え、 均一な霜降りと柔らかな肉質を実現しています。

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OUR VALUES

肉の暁が大切にする
三つの誓い

一頭一頭への敬意

飼育する牛の一頭一頭に名前をつけ、その個性と状態を毎日記録します。牛は商品である前に、生命です。その命に最大限の敬意を払うことが、暁の原点です。

産地の誇りと責任

鹿児島の大地と水と空気が育てた黒毛和牛。その恵みを無駄にしないため、飼料も水も地元産にこだわります。産地の自然環境を守ることが、暁の使命でもあります。

食べる人への誠実さ

私たちの肉を口にしてくださる方の顔を思い浮かべながら、一頭一頭を育てます。偽りのない品質表示と、食べる方の健康と幸福を最優先にすることを誓います。